漫画・マイラーあるあるその7〜タッチ修行で空港から出ないのについ観光で来たふりをしてしまう

隠密修行のCTS（新千歳）タッチ

私は「隠密修行尼」です。

私はごくごくふつーの平凡なOLで、ごく一部の親しい人を除いて、会社ではANAのSFC修行やJALのJGC修行、JGP修行をしていることを極秘にしています。

平凡であることをこよなく愛する私は、会社では変な人だと思われたくないのです。

残業や急な出張もいとわず、体も丈夫なのと、膀胱炎になりながらも休まず業務を続けるという血の滲むような（←尿に）努力の甲斐もあって、とても便利な社畜として重宝されている社内では割といい人で通っているようです?

そのこつこつと積み上げた評価を、変態まで一気に落としたくはありません。

そんな隠密修行尼の私ですが、先日、広島から福岡に行くのにちょっと新千歳空港を経由して少しだけ大回りで向かいました。

隠密HNT（へんたい）旅程中のうっかりタカノリぽろり事件

広島からの朝一の飛行機を降りて、新千歳空港のANAラウンジでぼーっと飛行機の離着陸と、駐機している飛行機を眺めながらサッポロクラシックを飲むという至高の時を楽しんででいると、

コミュ障で電話嫌いのため電話をしないでほしいと常々周りに吹聴してまわっているおかげで、普段決して鳴ることのない電話が久し振りにぶるぶる震え、そのバイブレーション機能が正常に働くことが確認できたとともに、電話がかかってきていることに気付きました。

携帯の画面を見ると、社畜OLの私を繁忙期には寝る暇がないほど熱くきつく束縛して離さない、大事な私のご主人様、会社さまでした。

走らぬよう急歩であわててラウンジ内の通話ブースに移動して電話を取りました。

電話先の少し怪訝そうな声に、

『しまった、余計なことを言ってしまった』

と思うも、もう後の祭りでした。

その後通話中は、日帰り北海道、通称 CTSタッチ という小さなときめきの導火線に触れないように、どうにかこうにかやっとの思いで電話を乗り切りましたが、

次回HNT(へんたい)旅程で飛ぶときは、会社から電話がかかってきたときの想定応答シミュレーションと入念な対話のロールプレイング（一人二役）を事前にしっかりやろうと固く心に誓いました。

それにしても、

だと、誰からも「ふふ、おいしいもの食べておいで」とエールを送られるのに、

だと、とたんに「え！？日帰りで北海道？」とつっこまれます。

このツッコミは、飛ぶ人の住居地が西日本の場合に特に顕著です。

さらに、

だと、一般の常識では、一体この人が何をしに北海道に行っているのかもう意味がわからず、臭いものに蓋とばかりに「ふーん、そう」と一方的に会話を打ち切られます。

じつはこの日、羽田空港にも寄ったので、

                   広島空港→新千歳空港→羽田空港→福岡空港

という旅程で、新幹線で1時間で着くところを、1日かけて飛行機を3つ乗り継いで行ったのですが、

とでも言おうものなら「この人絶対にやばい人だ」と確信され、

「頑張ってね」と対面では曖昧な笑顔で応援されるも、家に帰って通話拒否、LINEブロックをはじめとするありとあらゆる通信手段を断絶され、一方的に関係を打ち切られます。

甘くて苦いHNT（へんたい）旅程

ＨＮＴ(へんたい)旅程は、修行には効率がいいというメリットがある一方、ばれると友達と積み上げてきたいい人というポジションを失うという諸刃の剣の側面がある劇薬なので、本当に取り扱い注意です。

皆さまは、HNT旅程隠密修行のアリバイ対策はばっちりですか？

特に、会社だけでなくご家庭でも秘密にされているかた、どういう言い訳をして飛んでいるのか非常に気になります(笑)

ちなみに、この31時間後にまた福岡空港に戻り、今度は両親を伴い福岡からちょっと名古屋と新千歳を経由して広島に行ったのですが、この両親と私三人で行く、

についてはまた別の機会にお話しします。

以上でございます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

（本当に一切役に立たないブログですみません?‍♀️）

たおれネコさん。

会社で唯一のしゃちクマさんの友達で、ブラックカンパニーで同期がガンガン辞めていく中、ただ一人残った同期入社。

残業でいつも午前様で、常に青白い顔をしているが、過労で倒れそうで倒れない意外とタフな心と体の持ち主。

好物はお魚全般で、特に北海道のこまい(氷下魚)に目がない。

(いきなりのキャラクター紹介 笑)